2011-04-30

【津波】自分だったら、どう行動したか

大津波警報も33%が避難せず


http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110430k0000e040016000c.html


上のニュースをみて、自分ならどう行動したかを考えてみた。
まず自分の行動がどうだったかを言う前に、3月11日の地震直後の状態を前提条件にして箇条書きにしてみる。

自分の前提条件:
1)地震の途中に停電してテレビなどの情報が全て遮断された。
2)携帯電話は倒れたりした家具や本の下にあるので持ち出せなかった。
3)2軒隣の家ではガス管が破損したのかガス臭い。
4)遠くから何言ってるか分からないが、防災無線で市役所から何か放送しているのはわかった。
5)防災無線からかどうかも定かでないサイレンも遠くで鳴っている。
6)たまたま実家にいて、家族が買い物に出かけていて安否不明だった。
7)家の中はめちゃくちゃになっている。割れた瀬戸物やガラスが散乱して素足で歩けない。
その上実家の通帳や印鑑の場所はわからない。
8)車にはガソリンがあと数リットルしかない。
9)水道は出る(後から分かったけど、水道の受水槽にたまってた水が出てただけ。実は断水してる)
10)実家は海岸線から5キロ以内である。

さて、あなたならどうする?
自分の答えはしたにあります。











































自分は、水が出ることを確認したので、お風呂に水ためてた。10分くらい家で様子をみてた。
そのあと家族を探しに出た。徒歩ですぐに回れる範囲を回ってたけど見つからずじまいだった。家族が戻ってきたのは20分後くらい。この間ずっと震度4か3程度の余震に数分毎に見回れている。

おそらく、自分の家まで津波が来ていたら、道路上で流されるか家に取り残されてただろうと思う。

2011-04-14

震災の日から1週間くらい経った、ある日の記録

忘れないうちに書き留めておこうっと。

・朝の行動
朝はマジで「夜明けとともに起床」する。
このころは朝5時には起きて30分経ったら行動開始してた。

起床したら、まずは家族へ
1)食料は足りているか?飲料水は足りているか?
2)燃料(ガソリン、灯油)は売られる気配はあるか?
3)近所の人から他に何かめぼしい情報は入っているか?
を確認する。家族との情報共有は重要でうまく手分けすると効率的に物資が手に入る。

確認が済んだら手分けして
1)食料調達のために並ぶ
2)ガソリンや灯油調達のために並ぶ
のどちらかを選択して出かける。

・スーパーで食料調達編
ウチの近所のスーパーは9時に開くので5時半ころ並ぶと約20〜30人目に買い物ができた。
9時開店で30分くらい待つと入店できる。
近所のスーパーは一人20点までしか買えなかったので、買い物自体に時間はかからず、
朝10時には帰宅できた。
帰宅したらちょうど近所の集会所に給水車がくる時間なので、5リットルのペットボトル
を持参し給水を受けにいく。やっぱり並んでいるので2時間位待って給水してもらう。
ここでちょうどお昼になるので、昼食。

・ガソリンスタンドでガソリンを調達編
ガソリンスタンドの方は「携行缶もってこないと売らない」タイプだったので近所の人に
ガソリン携行缶を借りる交渉もしておかなければならない。
運良くウチの家族が借りる算段をつけてくれたので、その分自分が並ぶ役を買って出る。
自分の家族だけが携行缶を借りるわけではなく、10家族くらいで使いまわすので
・並ぶ役
・給油する役
・自動車を移動する役
というように手分けしておくことが重要だとわかった。
10家族分給油し終わるころにはお昼になっている。昼食。

午後は近所のお店の様子を見にいくか、近所のお年寄りの様子を見にいく。

・お店の様子を見にいく編
ウチの近所にはスーパーが3軒、ホームセンターが1軒、コンビニが2軒ほどある。
これをチャリンコで2時間かけて見回る。途中に市役所の前を通るのでついでにみておく。
開いてるお店があればすかさず並んで何かしらの物を買っておく。
帰ってくると4時か5時。もうそろそろ暗くなってくる時間。

・近所のお年寄りの様子を見にいく編
ウチの近所には一人暮らしのお年寄りが結構いて、水や食料がちゃんとあるかどうか心配
な方たちがいた。
なので、ウチの近くの2軒のおばあちゃんたちに飲料水を届けてあげたり、食料をわけてあ
げたりする。
このおばあちゃんたちは後に携帯電話で連絡をとってあげられて、親族の家へと一時避難した。

1週間経ってると電気は復旧していたので、夕方からテレビで情報収集。携帯も毎日充電。
夜の主な作業は、家の中で崩れてきそうな物を下ろしたり、家具を異動したりして過ごした。
次の日も朝が早いので9時か10時には寝ることにしてた。

こんな感じで水道が復旧する4月初めころまで過ごしていたよ。
3月最終週位にはだいぶ状況が落ち着いて、お店でも並ばなくてすむようになったりしてたん
だけどね。
ただ、4月7日の余震のあとはまたお店が被害を受けて、店内がこわれたりしてしまったみたい。
そのために、また並ぶ日々が始まったりしたけどねw

2011-04-13

【地震】備えリスト

mixiの日記に書いたものの転載ですが。
3月11日の地震では、このブログのタイトル通り宮城県多賀城にいました。
とりあえず、私と家族全員は皆無事です。
3月11日から1ヶ月間に及ぶライフラインの完全ではない生活で分かった必要な「備え」についてをつらつら書いてみます。


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友達が「備えリスト」を作ってたので真似してみるw 

復旧が早かったのが電気なので今回に限っては「オール電化住宅」がほしかったかなw 
水と電気があれば普通の生活が営めることに驚愕したね。 
ただ、その分電気がなければ「ガスが復旧してもどうにもならない」ことに注意w 

○水関係 
・飲料水をいれるポリ容器 
・焼酎のでっかい(5リットルくらいの奴)ペットボトル 
・ビニール製のゴミ袋 

 これはガチ。 
 無いと給水車から水もらってこれない。ゴミ袋は水瓶の中敷きにして水を貯めておいたりした。 
・収納ボックス的な物 
 大量の水を汲んでおける。これにトイレ用水を近くの小川から毎日バケツで運んでた。 
 例としてウチにあるのと同じもの:http://www.amazon.co.jp/dp/B000VLF6S4/ 
・バケツ(2~4個はあると便利)ゴム手袋 
 トイレを流すための水を調達するのにバケツが便利。10リットルで1回分流せる。 
 水汲みにいって濡れたりするのを防ぐためゴム手が便利。 
・近所で飲料水が汲める場所の情報 
 給水車がくるのはウチの近所では1日1~2回のみ。しかも1回につき5リットルまでだった。 
 なので、足りない分は湧水などでまかなうしかない。その情報を日頃から収集する。 
・近所でトイレ用の水が汲める場所の情報 
 飲料水をトイレに使うのがもったいないわけです。そこで自分は近所にある小川から 
 毎朝トイレ用水を汲みにいってた。 

○照明関係 
・ランタン付き懐中電灯 
 電球だけでは1方向しか照らせないので、ランタン機能がついてると広い範囲を照らせて便利 
・ろうそく 
 ガスもれが無い場合はこれを使う。倒れないように必ず工夫すること 
 ウチの2軒隣で地震直後にガスもれしてしまったので、火のでる物を使用できなかったので辛かった。 
・単3乾電池で点くペンライト 
 夜トイレに行くにも明かりが全くないので、ポケットに入れたまま寝てた。 

○食関係 
・粉の紅茶やインスタントコーヒー 
 飲み物が水しかなくなることへの対処 
・ラップ 
 言わずと知れた食器に敷く。洗わなくてもすむように。 
・「深い」ホットプレート 
 深いと煮込み系の料理ができる。カレーうどん作りまくりw 
 例として:http://www.amazon.co.jp/dp/B002HL4BFK/ 
・カセットコンロ 
 ウチでは電気の復旧が早かったのでホットプレートで代用。ほとんど使わなかった。 
 でもあると安心ではある 
・反射式石油ストーブと灯油 
 ウチの暖房器具は全て反射式石油ストーブ。 
 ご飯を炊いたり焼き物やお湯を沸かすのに便利。微妙に照明にもなるw 
 18リットルの石油ポリタンク6本ほどの灯油備蓄を日常的にしてたから助かったw 

○防寒関係 
・反射式石油ストーブ 
 上と同様防寒にも優れもの。 
・ホットカーペットや電気毛布 
 ウチにコタツがなかったので、上にホットカーペットに布団などをかけて温まる。 
 皆で入ればコタツ風味。電気が戻ったあと石油の節約に役立ちまくり。 

○安全関係 
・靴下やサンダル 
 床に割れたガラスや瀬戸物が氾濫するので、素足は危険。 
 とりあえず掃除機が使えるようになるまで必要。 
・ながーいマジックテープ(ハサミで切って使う) 
 兄が東京で仕入れて持ってきてくれた。 
 本棚をグルッと巻いたり、観音開きの食器棚をロックするのに便利 
・電池式ワンセグテレビ 
 近所の人がもってて、見せてもらいにいったりしたw 情報収集に役立った。 

○その他 
・自転車 
 車は本当に必要な時しかのらないようにしてる。ガソリンがもったいないから。 
 そこで自転車。あるいは原付のカブがあれば非常に役立つかもしれない。 
・手回し携帯充電器 
 携帯の電池は重要。これが今欲しいw 
・毛糸の帽子 
 基本的にお風呂にはいれないので髪の毛がベタベタになる。恥ずかしい場合は帽子で隠そうw 
・アルコールが使用されたウェットティッシュ 
 手が洗えないので。 
・ポケットラジオ(単三乾電池のものがいい) 
 単一電池は懐中電灯に使いたいので、ラジオは小型でスピーカー付きのを選ぶといいかも 
・リュックサック 
 買い物や配給される食料をいれるのに必要。買い物にいってもお店はポリ袋をくれないんだよね。 
・携帯用小型の椅子 
 買い物やガソリンスタンドで並ぶときは便利。ウチの近所では平気で4~5時間並ばされたりしたし。 
・ガソリン携行缶(重要!) 
 震災直後のガソリンスタンドには、車で乗り入れられないことが多い。 
 しかも「携行缶もってこないと売らないよ」ということが多い。 

後は気づいたときに書きますね。

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