2011-04-14

震災の日から1週間くらい経った、ある日の記録

忘れないうちに書き留めておこうっと。

・朝の行動
朝はマジで「夜明けとともに起床」する。
このころは朝5時には起きて30分経ったら行動開始してた。

起床したら、まずは家族へ
1)食料は足りているか?飲料水は足りているか?
2)燃料(ガソリン、灯油)は売られる気配はあるか?
3)近所の人から他に何かめぼしい情報は入っているか?
を確認する。家族との情報共有は重要でうまく手分けすると効率的に物資が手に入る。

確認が済んだら手分けして
1)食料調達のために並ぶ
2)ガソリンや灯油調達のために並ぶ
のどちらかを選択して出かける。

・スーパーで食料調達編
ウチの近所のスーパーは9時に開くので5時半ころ並ぶと約20〜30人目に買い物ができた。
9時開店で30分くらい待つと入店できる。
近所のスーパーは一人20点までしか買えなかったので、買い物自体に時間はかからず、
朝10時には帰宅できた。
帰宅したらちょうど近所の集会所に給水車がくる時間なので、5リットルのペットボトル
を持参し給水を受けにいく。やっぱり並んでいるので2時間位待って給水してもらう。
ここでちょうどお昼になるので、昼食。

・ガソリンスタンドでガソリンを調達編
ガソリンスタンドの方は「携行缶もってこないと売らない」タイプだったので近所の人に
ガソリン携行缶を借りる交渉もしておかなければならない。
運良くウチの家族が借りる算段をつけてくれたので、その分自分が並ぶ役を買って出る。
自分の家族だけが携行缶を借りるわけではなく、10家族くらいで使いまわすので
・並ぶ役
・給油する役
・自動車を移動する役
というように手分けしておくことが重要だとわかった。
10家族分給油し終わるころにはお昼になっている。昼食。

午後は近所のお店の様子を見にいくか、近所のお年寄りの様子を見にいく。

・お店の様子を見にいく編
ウチの近所にはスーパーが3軒、ホームセンターが1軒、コンビニが2軒ほどある。
これをチャリンコで2時間かけて見回る。途中に市役所の前を通るのでついでにみておく。
開いてるお店があればすかさず並んで何かしらの物を買っておく。
帰ってくると4時か5時。もうそろそろ暗くなってくる時間。

・近所のお年寄りの様子を見にいく編
ウチの近所には一人暮らしのお年寄りが結構いて、水や食料がちゃんとあるかどうか心配
な方たちがいた。
なので、ウチの近くの2軒のおばあちゃんたちに飲料水を届けてあげたり、食料をわけてあ
げたりする。
このおばあちゃんたちは後に携帯電話で連絡をとってあげられて、親族の家へと一時避難した。

1週間経ってると電気は復旧していたので、夕方からテレビで情報収集。携帯も毎日充電。
夜の主な作業は、家の中で崩れてきそうな物を下ろしたり、家具を異動したりして過ごした。
次の日も朝が早いので9時か10時には寝ることにしてた。

こんな感じで水道が復旧する4月初めころまで過ごしていたよ。
3月最終週位にはだいぶ状況が落ち着いて、お店でも並ばなくてすむようになったりしてたん
だけどね。
ただ、4月7日の余震のあとはまたお店が被害を受けて、店内がこわれたりしてしまったみたい。
そのために、また並ぶ日々が始まったりしたけどねw

ZenBack

WebMoney ぷちカンパ