なので、その解き方のメモを書いておきます。
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※2012-07-22追記
最近このページへのアクセスが多いので、ちょっと追記しますね。
保育士試験の美術に関する知識は下の記事をご覧ください。
◆保育実習理論の画材・色の理論メモ http://tagajo.blogspot.jp/2012/06/blog-post.html
ちなみに、自分が使用した教材は以下の通りです。
※教材は最新版を使用してくださいね。
勉強の仕方は以下の記事をご覧くださいね。
◆丸暗記で乗り切る資格試験 http://tagajo.blogspot.jp/2012/05/blog-post_27.html
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○前提知識
「#」のことを「嬰」という。
「♭」のことを「変」という。
「ドレミファソラシ」が「ハニホヘトイロ」と対応していることを覚える。
「長2度上(下)」とは「全音上げる(下げる)こと」。
「短2度上(下)」とは「半音上げる(下げる)こと」。
1)調号を暗記
調号とは、楽譜のト音記号の右にある「#」や「♭」のこと。
これの個数で調を確認する。
実際の試験問題には長調の移調が出ると思うので、下の長調一覧で覚える。
2)長調一覧
過去問を見ても大体長調での移調を扱う問題ばかりなので以下の長調一覧を暗記する。
■長調一覧
#7ヶ→嬰ハ(ド#)
#6ヶ→嬰ヘ(ファ#)
#5ヶ→ロ(シ)
#4ヶ→ホ(ミ)
#3ヶ→イ(ラ)
#2ヶ→ニ(レ)
#1ヶ→ト(ソ)
なし→ハ(ド)←ハ長調は調号なし
♭1ヶ→ヘ(ファ)
♭2ヶ→変ロ(シ♭)
♭3ヶ→変ホ(ミ♭)
♭4ヶ→変イ(ラ♭)
♭5ヶ→変ニ(レ♭)
♭6ヶ→変ト(ソ♭)
♭7ヶ→変ハ(ド♭)
※()内は主音
※自分の覚え方としては、「ハヘロホイニトが2つ+最後のハ」、と覚えたw
3)移調してみる
例として「平成22年度の問4と5」を取り上げる。
問5は「問4の楽譜を長2度上(=全音あげる)に移調したものは、何調になるか」という問題で、問4は#が1つなので「ト長調」なのが分かる。
ト長調の主音は、「ソ(つまりト)」でその長2度上は 「ラ(つまりイ)」。なのでラ=イだから「イ長調」に移調した、という解答になる。
また、問5を「問4の楽譜を短2度上に移調したものは、何調になるか」という問題にした場合、ト長調の主音「ソ(つまりト)」の短2度上(=半音あげる)は「ソ#(ト#)」か「ラ♭(イ♭)」ということになる。
前提知識から「#=嬰」「♭=変」なので、上の 長調一覧には「嬰(#)ト長調」はないから「変(♭)イ長調」になる。
4)まとめ
以上で移調の問題の解き方解説は終了です。
手順としては、
1)「調号から調の主音を求める」
2)「長2度 or 短2度を求める」
3)「上の長調一覧から該当のものを探す」
とやればいいです。
以上。