2010-09-13

【資格】宅地建物取引主任者・マンション管理士・管理業務主任者の関連について

宅地建物取引主任者(以下宅建)、マンション管理士(以下マン管)、管理業務主任者(以下管業)の各試験に共通する科目を一緒に勉強すれば1度に3つの資格を取れるという話。

まず、なぜ3つの資格試験を同時進行させると取りやすいの?というところから。
理由としては、
1)試験範囲の内容がかぶりまくり
2)試験の日程が近い
3)まぁまぁ実用性が高い
4)まぁまぁの実用性なのにそれなりに簡単に合格できる
といったことがあげられる。
同時進行すれば国家資格を同時に3つも取れるのはうれしいかもしれない。いざというとき役立つかもしれない資格なのがいい。


次は勉強の方法について。
自分の意見としては、宅建の勉強を最初にするのがオススメ。
理由は以下の通り。
1)マン管よりは簡単
2)マン管・管業を先に勉強すると宅建に時間が掛かる。
3)マン管・管業の試験にでる法律の基礎がわかる
4)いちばん早く試験が行われる
1)、2)、3)をまとめて説明すると、自分で勉強した感じでは「マン管」は宅建よりは難しい(管業は宅建と同レベル)と思う。簡単なほうで足場をしっかり作っておくのがいい。
それに、宅建の勉強をせずに「マン管&管業」の勉強を始めてしまうと「汎用性がなくなる」可能性があると思う。そもそもマン管・管業試験は「マンション」の法律や建物の知識に特化したものであって専門性が高いんだよね。それを先に勉強してしまうと、なかなか次につながらない。
そこで、宅建試験の勉強をして「民法(区分所有法含む。後述)等」「宅建業法」「都市計画法・建築基準法」の知識を得た上で、専門性の高いマン管・管業の勉強を始めたほうが効率がいい。

次、4)について。
今年(平成22年)の試験スケジュールとしては「宅建10月第三日曜日」「マン管11月末」「管業12月初旬」といった感じ。スケジュールに従うなら宅建が最初という当然の結果だけども。


3番目は詳しい内容について。
まず宅建についてなのだけど、主要な科目としては以下の通り。
・民法
・宅建業法
・その他税法など
マン管・管業試験に共通する科目としては、
1)民法自体
2)民法科目に含まれる「区分所有法(分譲マンションの法律)」
3)宅建業法
4)その他税法に含まれる、都市計画法・建築基準法
がある。
これらをきっちり押さえておけばマン管・管業を勉強するとき「ほぼ過去問解くだけで対策OK」になる。

次はマン管・管業の内容。
主要な科目は以下の通り。
・民法
・区分所有法(分譲マンションの法律)
・マンション標準管理規約
・マンション標準管理委託契約書
・建築の知識
・マンション管理適正化法
・その他(宅建業法・都市計画法・建築基準法も含む)
宅建試験の知識のみでOKなのは「民法」「宅建業法」「都市計画法」「建築基準法」「区分所有法(の基礎部分のみ)」といった具合。マンション関係に特化した内容なので区分所有法などはかなり突っ込んだ問題が出るので注意。
個人的に難しかったのは「建築の知識」で、知らないとわからない問題が結構出る。たとえば「コンクリート圧縮強度の試験方法は何か?(ちなみにシュミットハンマー法がよく使われる)」とかね。


概略だけどこんな感じで勉強すれば、試験までにかなりの実力を養成できると思う。
勉強の仕方自体は個人でやり方は千差万別だろうから言及しないけど(暇があれば書くかもしれないけどね)、大体の目安で言えば3~4ヶ月のあいだ1日2~3時間の勉強でOKだと思うよ。

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